涸沢小屋 小屋番の一休み

標高2350Mで生きている小屋番の目線から 書く、独断と偏見のブログです。 山が好きな方、自然が好きな方、将来が不安な方、 必見です。

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2010~2011年 年末年始山行 その1

タニヤンです。

年末年始は年越し登山でした。そして降りてきました。

みなさん明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

今年は硫黄尾根から槍ヶ岳を目指します。
もちろん硫黄末端壁や小槍など途中に2つの冬壁のクライミングもいれ、
どっぷり楽しむ予定で行きました。


DSCN0313.jpg
湯股から高巻きを続けます。

今回のメンバーはパタゴニアのSくん、涸沢小屋からは谷、小野田の三人です。


DSCN0309.jpg
出発!!葛温泉ゲートから
DSCN0356.jpg
重い荷物と、腰までのラッセルが実に泥臭い感じです。
DSCN0353.jpg
末端壁は取り付きが雪崩の心配があったので、今回は端のリッジを行きました(涙)

DSCN0381.jpg
硫黄のピークから北鎌尾根。
DSCN0383.jpg
硫黄尾根のハイライトを行く。
ここまで3日かかってます(苦笑)

次回に続きます。


正月なので、今回の登山と今年の抱負を述べてみますね。


小屋番が冬の自分たちが暮らす山域を知るという事は、とても大切な事だと僕は考えます。
なぜなら積雪量から気象条件など、小屋や登山道にどれだけのダメージがあるか知る事が出来ます。

そして何より、厳しい冬山を登る事により、自分が暮らす山域の山をより、
『俺たちはすげートコに住んでるな』っと再認識し山に対して謙虚に楽しく暮らす事が出来るのです。
それによって涸沢に登って来たすべての人にやさしくなれると僕は考えています。

僕はクライミングはうまくありません。というか下手です。
そして難しいことはできません。

しかし今の世界の登山界のエッジがどこにあるか勉強し
自分たちが自分たちの出来るレベルの山を登る事によって
少しでも穂高をより良くして行きたいのです。

野球をやっていてプロ野球のスター選手を知らない人はいないですよね。
しかし僕は山に食べさせてもらっているのに、
山のこと、そして世界で活躍するクライマーの事
どれだけ知っているんだろうと思うのです。

もちろんそれだけでなく、穂高の歴史、花や植生、地質、小屋番、山小屋、山岳救助の歴史、
そして技術の継承などもっと勉強したいのです。

そのために登りたいのです。そして知りたいのです。

知らないのが悪いとは言いません。知っていたらもっと素晴らしい日本の登山界が出来ると思うのです。
100年先も世界に誇れる穂高でありたい。登山を知らない人たちとも尊重し合える穂高でありたい。

だって山は美しいけど危険、ではなく、危険だからこそ美しいと思うのです。

いい事、悪い事すべて含めた上で『岳』なのだとしたら、僕はもっと山に登りたい。


もっとみんな(小屋番)で登りたい。
みんなでもっと山の未来の話をしたい。今はそう強く感じています。

では、今年もよろしくお願いします。


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  1. 2011/01/05(水) 11:01:37|
  2. クライミング (穂高の風)
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