涸沢小屋 小屋番の一休み

標高2350Mで生きている小屋番の目線から 書く、独断と偏見のブログです。 山が好きな方、自然が好きな方、将来が不安な方、 必見です。

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懇親会(涸沢ヒュッテさんへ・・・)

とても嬉しい事がありました。

それは・・・・
上高地線が不通と言う事もありまして、
お隣にある涸沢ヒュッテさんに懇親会を開いていただいたからです。

皆さんはそんな事で?っと、お思いになる方もいるでしょうが、
いつも涸沢ヒュッテさんの背中を見てきた私にしてみれば
歴史的瞬間だったのです。

涸沢は近代登山の発祥の地です。
そしてみなさんもうご存じたと思いますが、『小屋番』という仕事は登山者を泊める
ただの宿泊業ではありません。
大工仕事から始まり、電気工事や、はたまた登山道整備
遭難救助活動までこなすいわば山の守人です。
その中でも涸沢ヒュッテさんは常に新しいことを目指し、今をベストと考えず気合で突き進む!!
登山文化、遭難救助の発展に日本で一番貢献してきた山小屋だと私は思います。

なぜなら私は涸沢小屋に入ってから、ずっと涸沢ヒュッテさんを見てきました・・・(隣ですし)
だからこそ涸沢ヒュッテさんの大きさ(建物ではないですよ。)そして
良さが一番分かっているつもりです。

例えば
東邦航空さんとの連携で何百、何千という北アルプス南部の遭難救助の最前線で活躍。
今、山岳救助のスタンダードは涸沢ヒュッテさんが作ったといっても過言じゃないです。
そして日本にアルパインガイドいう価値観を定着させ、
さらに今の優秀な長野県警山岳救助隊があるのは
涸沢ヒュッテさんの尽力が無くてはありえなかったですし、
登山道整備や高山植物の保護、雷鳥の調査、涸沢国設野営場の管理など、
ここには載せきれないほどの登山文化の発展そしてその中心を担ってきた、
まさに最高の山小屋だと思います。


その活躍を横目に見てきた私は、
涸沢ヒュッテさんという伝統のある最高の山小屋と誇り高き最強の小屋番の方々の力の前に
打ちのめされ、もうだめだと涙を流した事がたくさんありました。

ですが、よそ者で実力もなく若く未熟な私を育ててくれたのも、ヒュッテさんなのです。
今の涸沢小屋があるのはヒュッテさんのおかげだと私は考えています。

その尊敬する山小屋にこうして呼んでいただけるなんて、本当に嬉しく
光栄な事だと、浩一さんと食事をしながらそんな事を考えていました。

この穂高には一子相伝でだけではなく、門戸が広く僕ら若い世代にも公平にチャンスを与えてくれるすばらしい小屋番の先輩達がいます。

世間では頑張った人間が馬鹿を見る世界なのでしょうが、
こと穂高の小屋番に関しては、その先輩達が築いてきた歴史がある限り
頑張った人間だけが頑張った分、ちゃんと評価してくれます。

みなさん小屋番はいい職業ですよ!!
同じ小屋でなくともこんなに深い絆で結ばれているのです。
こうやって絆が深まればきっと、この穂高を、日本の山を盛り上げていけるはず!!
是非そんな涸沢に来てください。

最後になりましたが、
この懇親会を認めていただいた、涸沢ヒュッテ会長、社長、そして尊敬する剛さん、浩一さん
F,Fさん本当にありがとうございました。

そしてこれからもよろしくお願いします!!



ながながとなりましたが読んでいただきありがとうございました。


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小屋番一同で乾杯!!これが穂高を守る、 MOUNTAIN TEAM KARASAWAです!!
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  1. 2009/05/22(金) 19:28:48|
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