涸沢小屋 小屋番の一休み

標高2350Mで生きている小屋番の目線から 書く、独断と偏見のブログです。 山が好きな方、自然が好きな方、将来が不安な方、 必見です。

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小屋番の休暇

過ぎ行く夏を少しでも取り返すかのように、大型連休前に順番に休暇を取りました。
ちょっぴり遅い、小屋番の夏休みです。

久しぶりの友に会うために、買い物をするために、休暇に入った小屋番は涸沢を下っていきます。
下っていく小屋番の後ろ姿はとても嬉しそうです。
休暇の過ごし方はそれぞれです。


夏が過ぎ、秋が来て、気が付けば夏山シーズンも終わりを迎えつつある中、少しでも山を歩きたくて稜線を目指しました。
本当なら涸沢から直接稜線を目指せばいいのですが、北海道の山に初冠雪をもたらした前線の影響がまだ残っていたので、私たちが「前山」と呼ぶ、涸沢から見て前にそびえる蝶ヶ岳から歩く事にしました。
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横尾から蝶へ。
稜線は黄色や赤に草が色づいていて、カラフルな絨毯のようでした。
風は冷たく流れていきます。
雲に覆われていた穂高岳から槍ヶ岳の稜線が姿を見せた時、日が沈みました。

翌朝は快晴で、とても冷え込みました。
霜柱がたくさん出来、テントも草も木も何もかもが真っ白です。
そんな凍てつく寒さの中で見た雲海と朝日は息を呑むほどキレイでした。
DSCN5710.jpg

蝶から常念岳へ。
登っては下って、登りきったかと思えばそこはまだ山頂じゃない。
そんな繰り返しで辿り着いた山頂は、とても嬉しくて感動しました。
DSCN5742.jpg

空は筋雲がいくつも出来て、山肌は少しずつ秋色になっています。

DSCN5761.jpg
紅葉シーズン前の北アルプスは人が少なく、静かな山歩きになりました。
ゆっくり景色を眺め、秋の空気を感じ、自然に浸ることが出来ました。

天気があまり良くなくても、ふとした出会いがあります。
西岳に向かう途中の喜作新道での出来事です。

DSCN5773.jpg
ライチョウが1羽…何羽いるか分かりますか?
その後、私の前に姿を次々と現し先導してくれたライチョウたち。
とても可愛く走っていく様子にずいぶん癒されました。

DSCN5856.jpg
東鎌尾根を歩き、槍ヶ岳へ。
先日に降った雪が日陰に残り、水溜りは凍っていて、ハシゴはキンキンに冷えていました。
槍のてっぺんから見た肩の小屋と稜線は、朝日に照らされ輝いていました。

有意義な休暇をありがとう。


3000mを越さない稜線でも、霜が降りたり、ミゾレが降ったりする季節です。
天気のいい朝は氷点下まで冷え込み、天気の悪い日は日中でも5℃を切ります。
何より、稜線ではいつ雪が積もってもおかしくありません。
寒さ対策などしっかりして、秋色の北アルプスへお越し下さい。

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  1. 2009/09/18(金) 18:46:21|
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